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 鹿児島県屋久島町・口永良部(くちのえらぶ)島での噴火で、屋久島(同町)に避難している住民の一部が11日午前、避難所から町が用意した町営住宅などへの入居を始めた。町は5月29日の噴火から1週間をめどに入居を始める考えだったが、入居者選びなどが遅れ、約1週間ずれ込んだ。11日には7世帯が新しい住宅に移る予定だ。

 町は、口永良部島から避難した住民のうち、7日時点で屋久島の避難所や知人宅に身を寄せる67世帯102人から入居希望者を募集。21世帯34人の入居が決まった。町営住宅などの家賃は公費から支出するが、食費や光熱費などは避難住民が負担することになる。

 宮之浦地区の住宅には、11日午前に数世帯が荷物を運び込んだ。峯苫(みねとま)尚美さん(38)は避難所の公民館から、子猫を連れて入居。「避難所にいる間に猫が大きくなった。やんちゃ盛りなので、ほっとしている」と語った。

 町営住宅など既存の住宅に入らない住民は、屋久島に今後建設される仮設住宅に入居する予定。本土の親類宅などに避難中の住民も、希望に応じて仮設住宅で受け入れる方針だ。(中島健、石塚翔子)