【動画】全国に広がるムクドリ被害 姫路市などが新対策=遠藤和希撮影
[PR]

 JR姫路駅(姫路市)周辺のムクドリの大群の対策に姫路市が頭を悩ませている。フン害や鳴き声による騒音が問題となるなか、世界文化遺産・姫路城の「平成の大修理」が完了した今春から駅北側のメインストリート「大手前通り」沿いの街路樹に、音波を使って追い払う新たな装置を本格的に導入したところ、ムクドリはほぼ寄りつかなくなった。だが今度は、駅北側から移ってきたとみられるムクドリが駅南側の街路樹に飛来するようになり、市は新たな対応を迫られている。

 「ギギギ、ギギギ」。10日午後6時ごろ、大手前通りの街路樹に取り付けた8台の装置のスピーカーから音が鳴り出した。装置からは毎日午後6時から2時間の間に、3~7分の間隔で音を出している。記者が周辺を歩いてみたが、ムクドリの姿は見られなかった。

 「今年もムクドリが現れた」との連絡を受け市が装置を動かし始めたのは5月13日。駆けつけると、少なくとも通りの街路樹には約100羽が飛んできていた。それから約1カ月。装置の効果を確認した市の担当者は、「装置の効果は確実に出ている」と話す。

 市道路管理課によると、大手前通りの周辺では約20年前から毎年5~12月ごろ、夕方にムクドリの大群が飛来。イチョウやクスノキの街路樹をねぐらにしているため、通りを歩く観光客からフンをかけられたという苦情も相次いでいた。大手前通り街づくり協議会の岡本一会長(64)は「ムクドリが来た翌朝は歩道がフンで真っ白になる。通りにベンチをつくる計画もあるので、抜本的な対策をしてほしい」と話す。

 市はこれまでムクドリの天敵のフクロウの模型を街路樹につけたり、磁気を発する装置をつけたりするなど様々な対策を取ってきたが、効果は長続きしなかった。フンの清掃や止まり木となる大手前通りの街路樹の枝葉の剪定(せんてい)にかかった費用は2003年度から14年度まで計約1億1千万円に上る。そんななかで市が対策の「切り札」として、実験を兼ねて13年度から試験的に導入してきたのが、鳥獣対策機器を扱う「エイカー」(滋賀県草津市)が開発した「特殊波動防除装置」だ。

 同社は装置から出す音を自作。鳥が驚くように、60~70デシベルの大きさの音をいきなり出す仕組みにした。5ヘルツ~100キロヘルツの間で周波数を変えながら音波を出し、ムクドリが音に慣れるのを防ぐという。

 同社の音響担当者の前川高広さ…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら