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 福島県郡山市の市立小学校の高学年の男子児童が担任の50代男性教諭からいじめを受けていたことが11日、学校や保護者への取材でわかった。教諭はほかの児童がいる前で肌が弱い男子児童が体をかく動作をまねたり、からかうような言葉をかけたりしていた。学校側はいじめを認め、保護者に謝罪の文書を渡した。

 学校によると、教諭は昨春から複数回にわたり、男子児童が体をかいたり、質問されて言葉に詰まったりする様子を授業中にまねていた。体をかかないときも「今日はしないのか」と声をかけたという。

 これを見た同級生の女子児童がストレスを感じ、今年4月にカウンセリングを受け始めた。女子児童の親が5月22日に、男子児童への行為について学校に抗議すると、教諭はいじめにあたると認めた。今月1日、教諭は「先生は(男子児童を)いじめているか」とクラス全員に尋ね、何人かに答えさせたという。

 校長と教諭は2日、「動作をまね、心ない言葉かけをしていじめてしまった」とする文書を女子児童の親に提出。5日には同じ内容の文書を男子児童の親に渡して謝罪した。

 校長は朝日新聞の取材に対し、「児童が嫌だと思っていることがわかったので謝罪した」と説明。教諭は「(体のことを)知っていればやらなかった。昨年11月の面談で肌が弱いことを保護者から聞いたのでやめた」と話している。

 一方、男子児童の父親は「嫌がらせは今年3月まで続いていた。担任が率先して子どもに嫌がらせするなんておかしい」と話している。(伊沢健司、高橋尚之)