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 東京都が築地市場(中央区)の移転先として、来年11月に開場する豊洲新市場(江東区)の商業・観光拠点施設「千客万来施設」から事業予定の全2社が撤退した問題で、都は12日、事業者を今年9月に再公募すると発表した。これまで「新市場との同時開業」としていた条件を「開場後の速やかな開業」に変えた。同時開業を断念した形だ。

 撤退が相次いだことを踏まえ、施設を予定した2区画のうち水産仲卸売場棟ができる1区画の1・1ヘクタールに絞って募集する。より広く募るため、これまで30年間としていた都有地を貸し出す事業期間を30年以上50年未満に延ばす。土地の貸付料は実勢価格に合わせるため算出中で、正式な募集要項は9月ごろ公表し、来年3月に事業者を決定する。

 千客万来施設をめぐっては、大和ハウス工業と、「すしざんまい」を展開する喜代村が相次いで撤退を表明。新市場との同時開業が困難な状況になっていた。