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 2009年に試合中の事故で46歳で亡くなったプロレスラー三沢光晴さんの七回忌となる13日、広島市中区で追悼プロレスがあった。2代目タイガーマスク、プロレス団体「ノア」の社長としてプロレス界を引っ張った三沢さんを約2300人のファンがしのんだ。

 会場は、三沢さんがバックドロップで意識を失った時と同じ県立総合体育館。ファンらは献花台に花束を手向けた。試合後は、三沢さんのシューズがリングに置かれ、追悼のゴングが鳴らされた。

 この日、バックドロップをかけた斎藤彰俊さん(49)もタッグマッチに出場した。

 斎藤さんは事故の後も試合に出続けた。事故の1カ月後、生前の三沢さんが「試合で自分が死んだ時は対戦相手に伝えてほしい」と親しい人に託していたメッセージを聞いた。「責任を感じなくていい。羽ばたいてほしい」。三沢さんの優しさに「救われた思いがしました」という。

 6年間、毎朝お経を唱え、三沢さんの写真をカバンに入れて持ち歩いている。この日、勝利を挙げるとマイクを握り、「やっとこの6月13日に、この体育館でリングに上がれました。これからも精進して参ります」と語った。(清水康志