【動画】消防自動車博物館に「じぷた」登場=稲田博一撮影
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 親子2世代にわたって愛されている絵本「しょうぼうじどうしゃじぷた」(福音館書店)のじぷたが17日から千葉県御宿町実谷の消防自動車博物館(鶏卵牧場内)に展示された。博物館を運営している会社員鈴木靖幸さん(56)=東京都板橋区=が子供たちの夢を実現させたいと、古い小型消防車を探し出してレストア(復元)した。

 この絵本は1963年に最初に刊行され、今でも版を重ねている人気作品。小さな消防車が自分の特性を生かして活躍する物語が、子供たちに受けている。

 展示された車は59年製で、名古屋市の工場で自衛消防隊の消防車として使われてきた。廃車となり、東京都板橋区内で保管されていたものを探しだし、バラバラにして部品を磨き、色を塗り直して整備した。

 元々、じぷたに似た姿だったが、フロントのホースなど、絵本に合わせて再現した。エンジンや方向指示器、サイレンや鐘なども動く。ただし、じぷたが右ハンドルなのに対し、この車は左ハンドルだ。

 消防自動車博物館は2014年3月の開館。鈴木さんは小学生の頃から、消防が大好きで消防車や消防に関するグッズを集めてきた。その数は数千点という。鶏卵牧場を営む村石愛二さん(61)と知り合ったことから博物館を開いた。1920年製の米国の消防車や、消防ポンプ、さらには消防自動車のおもちゃなどが展示されている。じぷたは自分も好きだし、子供に人気があり、どうしても並べたいものだったという。

 中学生以上は500円、子供は無料。問い合わせは鶏卵牧場(0470・68・2631)。(稲田博一)