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 沼津市議会の議論の行方に考古学関係者らが気をもんでいる。「初期古墳」としては東日本最古級で最大級とされる同市東熊堂(ひがしくまんどう)の「高尾山古墳」(旧・辻畑古墳)が道路建設予定地にあり、調査名目で遺跡を取り壊す議案が出たためだ。

 「このまま道路建設を進めていくことは大きな禍根を残す」。

 17日に開かれた沼津市6月定例会の一般質問で、山下富美子市議(62)は市執行部に問いかけた。

 山下市議は5月22日に日本考古学協会が高倉洋彰会長名で出した「高尾山古墳の保存を求める会長声明」に言及。会長自らが声明を出すのはこの10年で、高松塚古墳(奈良県)と鞆の浦(広島県福山市)、今回だけだと重要性を強調した。

 高尾山古墳の場所が都市計画道路予定地になったのは1961年。古墳そばには道路の一部が完成している。市は5月25日、市議会の委員会に都市計画道路の建設のために古墳を取り壊す方針を報告した。

 理由は周辺の交通環境だ。古墳は南の国道1号まで約110メートル、北の東海道新幹線の橋脚まで約140メートル。市によると、立体交差やトンネルにすると国道1号や新幹線が近すぎて急勾配になり、道路構造令の規定をクリアできない。迂回(うかい)にすると国道1号まで規定超の急カーブ、規定通りにすると十字路交差点を30メートルずらす必要があり、かえって危険だと結論づけた。

 市は今月9日に開会した6月定…

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