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 2000年に鳥取県西部地震を引き起こした断層の近くにある日野町立黒坂小学校の6年生12人が18日、学校近くの神社に地震計を設置した。微小な余震が続く県西部地震の断層周辺で京大や鳥取大などの研究グループが進める観測プロジェクトの一環。県西部地震後に生まれた子どもたちの防災意識を高めようと、同校と県などが企画した。

 研究グループは、県西部地震の震源域(直径約30キロの範囲)で地震計の設置を進めている。7月までに80カ所、第2段階として2017年度に1千カ所に置き、密度の高い観測網をつくる。児童たちは今回、第2段階の試験観測のために1千カ所のポイントの一つとして先行設置した。

 設置に先立ち、児童たちは研究グループ代表の飯尾能久・京大防災研究所教授らから最新の地震研究や地震の備えについて授業を受けた。荒木真菜さんは、揺らさないよう注意しながら、地震計とデータをとる機器の接続を担当した。15センチ四方の地震計に「思ったより小さい」と驚きながら、「観測で地震の仕組みがわかって町が安全になるとうれしい」と話した。(斉藤智子)