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 米財務省は17日、新たに発行する10ドル紙幣に女性の肖像画を使うと発表した。女性の参政権が認められて100周年にあたる2020年に発行する。米国の紙幣に女性の肖像画が使われるのは、1896年まで流通した1ドルの銀兌換(だかん)券に描かれた初代大統領夫人マーサ・ワシントン以来、約120年ぶりとなる。

 10ドル札は1929年以降、初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンの肖像画が使われている。新たにあしらわれる女性について、財務省はツイッターなどソーシャルメディアで一般からの意見を募る。ルー財務長官が対象者を選び、今年後半に発表する。選定の唯一の条件は「対象者が死亡していること」だ。

 米メディアでは候補として、黒人解放運動の活動家ローザ・パークスや、南北戦争前に南部の奴隷州の黒人を救った黒人女性ハリエット・タブマンなどの名前が挙がっている。(ワシントン=五十嵐大介