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 21日午後0時8分ごろ、埼玉県川越市元町2丁目の「菓子屋横丁」の店舗から出火しているのを巡回中の警察官が見つけ、川越署に通報した。同署によると、室岡登三男(とみお)さん(90)経営の菓子店「室岡製菓」付近から出火し、木造2階建ての同店舗兼住宅と隣接する住宅や、いずれも木造2階建ての菓子店など計5棟が全焼。他に6棟の一部が焼けた。1階店舗にいたとみられる室岡さんは全身やけどで病院に運ばれたが死亡。4人がけがをした。同署が出火原因を調べている。

 菓子屋横丁は明治時代初期までさかのぼり、同横丁を含む周辺一帯に年間約660万人が訪れる観光名所。現場は横丁の入り口付近で、出火当時、付近に観光客が多くおり、一時騒然となった。

 「小江戸川越 菓子屋横丁会」の浜野友久さん(65)ら火事に気付いた4人が室岡さんの店舗に駆け付け、1階に倒れていた室岡さんを抱えて救出した。室岡さんは出火当時、菓子を作っていたらしい。