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 神奈川県大和市は、後援した市民団体のイベントでアイドルグループが自民党を批判する歌詞を歌ったことから、このイベントへの市の後援名義を事後的に取り消すと決めた。25日に団体側に方針を伝えるという。

 イベントは「憲法九条やまとの会」が13日、「若者と国家―自分で考える集団的自衛権」と題して市内で開き、約300人が参加。元防衛官僚の柳沢協二さんが講演した後、脱原発を掲げる女性アイドルグループ「制服向上委員会」が歌とトークを披露した。

 市によると、「自民党を倒しましょう」「諸悪の根源、自民党」と歌われたため、「特定の政党、宗教、政治団体の活動に関係するものでない」とする後援のルールに反すると判断した。3月に後援を決めていたが、これを問題視する陳情が市議会に提出されたため、市の担当者が会場に出向いていたという。

 主催した九条の会は「後援の取り消しは納得できない。プロ歌手の歌詞まで制限できない」としている。制服向上委員会が所属するアイドルジャパンレコードの高橋広行社長は「主催者から『いつも通りにやって下さい』と言われ、普段通りのステージを披露した。憲法を守ろうという集まりで批判的な発言があるのは当たり前。ひとつの表現をとらえて後援を取り消すのは大人げなく、神経質だ」と話した。