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 和歌山県紀の川市後田(しれだ)の空き地で2月、小学5年生の森田都史(とし)君(11)が殺害された事件で、和歌山地検は3日、近くに住む無職の中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)を殺人と銃刀法違反の罪で起訴し、発表した。

 起訴状などによると、中村容疑者は2月5日午後4時15分ごろ、刃体約40センチのなた様の大型刃物で、森田君の頭や胸を刺すなどして失血死させたとされる。

 中村容疑者は任意聴取時に机の上に立つなど不可解な行動や言動があり、地検は精神鑑定のために6月30日まで約4カ月間、鑑定留置を実施。その結果、責任能力があると判断した。

 中村容疑者は事件前、大型の刃物を持って河川敷などにいるのをたびたび近隣住民に目撃されていた。和歌山県は事件を受けて、不審者の情報提供に努めることを「県民の役割」とする県安全・安心まちづくり条例の改正案を提出。6月26日に県議会で可決された。