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 財政危機にあるギリシャのチプラス首相は28日夜、国内の銀行を休業させ、預金の引き出し制限などの資本規制を敷くと発表した。銀行からの資金流出を止め、破綻(はたん)を防ぐ狙いとみられる。ただ、欧州連合(EU)などは30日期限の金融支援プログラムの延長を拒んでおり、危機回避の見通しは立っていない。

 チプラス氏は具体的な内容を明らかにしていないが、ギリシャ政府関係者によると、銀行の休業は7月6日まで続ける方向だ。EUなど支援側が示した改革案の受け入れの是非を問う国民投票(7月5日)の翌日にあたる。

 預金の引き出し額は数日間、1日60ユーロ(約8100円)に制限する。海外への送金や輸入のための支払いも規制する。海外銀行発行のキャッシュカードは対象にせず、外国人観光客には影響がないとしているが、観光業など経済活動に影響が広がるのは必至だ。

 欧州中央銀行(ECB)は28日、ギリシャの中央銀行を通じてギリシャの銀行に供給する資金量の上限を現状のまま維持すると発表した。ECBはこれまでギリシャの銀行の資金繰りを支えるため、上限を引き上げてきた。だが、今回は現状維持にとどまり、チプラス氏は「ギリシャの中央銀行が銀行休業と預金引き出し制限の勧告を強いられた」と批判した。

 支援側は改革案を受け入れれば…

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