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 古墳時代後期(6世紀後半~7世紀中頃)の円筒形をした陶製ひつぎ(陶棺)が、奈良市西大寺赤田(さいだいじあこだ)町1丁目の赤田横穴墓群(おうけつぼぐん)で見つかった。市埋蔵文化財調査センターが29日発表した。底が平らで縦に置いていたとみられ、全国的に例がないという。

 墓群は埴輪(はにわ)作りや陵墓造営にあたった土師(はじ)氏の墓とみられ、これまでに横穴墓16基が確認されている。今回、9号墓(7世紀中頃、墓室の長さ5・7メートル)で口径約30センチ、高さ約85センチと、口径約27センチ、高さ約67センチの大小二つの土師器(はじき)の棺を確認。底が平らな円筒形で、半球形のふたが付いていた。骨は見つかっていないが、木棺でいったん土葬した後、骨を再葬したとみられるという。

 丸底で寝かせて置く須恵器(すえき)の円筒形の陶棺は、岐阜や近畿地方で見つかっているが、縦に置ける棺は初めて。狭川(さがわ)真一・元興寺(がんごうじ)文化財研究所研究部長は「7世紀半ばは埋葬施設や葬儀を簡素なものにする『薄葬(はくそう)』が広がる時代。縦置き型の棺は、専有面積を小さくする必要に迫られていたことがうかがえる」と話す。

 同じ墓室からは、短い脚が8本…

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