天皇、皇后両陛下は29日、4月のパラオ訪問に尽力した人たちを皇居・宮殿に招き、茶会を開いた。

 両陛下は4月8~9日、戦没者を慰霊するため、パラオを訪問した。茶会の冒頭、安倍晋三首相が「今回のご訪問は戦後70年にあたり、先の大戦でその地域において亡くなられた人々を追悼し、平和を祈念するうえで、誠に意義深いものであり、我が国との友好親善を深めるものでありました」などとあいさつした。

 続いて、天皇陛下は、パラオ大統領夫妻、慰霊に同行したミクロネシア連邦やマーシャル共和国の両大統領夫妻に感謝の意を述べた。さらに、「我が国とパラオ共和国との間には長く深い交流の歴史があり、訪問中、パラオの人々から温かい歓迎を受けたことは、両国の築いてきた友好・協力の関係の表れで、誠にうれしく思いました」と語った。

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 天皇陛下は29日、パラオ共和国の訪問に尽力した人たちを招いた茶会であいさつした。概要は次の通り。

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 戦後70年にあたり、先の大戦で亡くなった多くの人々を追悼するため、パラオ共和国を訪問いたしました。ここに、招待くださったパラオ共和国の大統領閣下並びに令夫人に深く感謝を述べるとともに、この訪問に携わられたパラオ側の関係者に深く感謝の意を表したいと思います。

 また、パラオ大統領閣下のお心遣いのもと、今回の慰霊行事のすべてにご同行くださったミクロネシア連邦大統領閣下ならびに令夫人、マーシャル共和国大統領並びに令夫人にもここにあわせて深く感謝の意を表します。

 我が国とパラオ共和国との間には長く深い交流の歴史があり、訪問中、パラオの人々から温かい歓迎を受けたことは、両国の築いてきた友好・協力の関係の表れで、誠にうれしく思いました。

 今後、両国の交流が一層盛んになることを祈願しております。きょうはこの訪問に様々な形で携わられた内閣総理大臣始め関係者をまねき、茶会を催すことを誠に喜ばしく思います。みなさんに対し、深く感謝致します。