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 千葉県野田市は29日、7月に放鳥するコウノトリを保護するため、野外で150メートル以内に近づかないよう定める「市野生動植物の保護に関する条例」を制定した。また、絶滅が危惧される動植物の採取などを禁止することも盛り込んだ。市議会に提案、即日可決された。

 コウノトリが放鳥され、市内の水田などに降りた場合、大勢の人が近づいてコウノトリを驚かせないようにするのが目的。市長が定める距離内に近づかないことを条文に盛り込み、その距離を150メートルとした。

 同市によると「すでに放鳥に取り組む兵庫県豊岡市では、150メートルほど離れていれば、コウノトリは逃げない」という。さらに、距離に関係なく、餌を与えないこと、音で驚かさないことなども定めた。

 また、絶滅の恐れがあるとして県がレッドデータブックに掲載する動植物も、採取や捕獲してはいけないとした。市によると、種の保存法や鳥獣保護法の対象外の動植物も、保護対象になるという。(本田大次郎)