[PR]

 中国で、ネット上にはあるが実際には存在しない「幽霊大学」が118校見つかった。就職を望む若者らが偽物の卒業証書を使う手口が問題になっており、販売業者が架空のウェブサイトで本物に見せかけようとして開設したとみられている。

 大学関連の情報を収集しているサイト「上大学網」が6月、幽霊大学の名前とサイトのアドレスを公表した。「北京科技学院」「南京工商学院」などの名前が使われた。検索のため卒業証書の番号を打ち込むと「本物」と表示されるシステムや、実在する大学の紹介文を勝手に借用したケースも見られた。2013年以降、今回を含めて計328校の幽霊大学が発見されたという。

 中国のネット上では、「もっとしっかり取り締まれ」「フェイスブックやツイッターは規制して使わせないのに、偽サイトは野放しだったのか」といった当局への不満の声が漏れる。地元メディアには、中国社会の学歴偏重が背景にあるとの分析が出ている。(上海=金順姫