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 実家に呼ばれたのは兄嫁の歌舞伎見物のお供のためだったが、遅れてやって来た兄から幕あいに紹介されたのは佐川の娘だった。兄嫁でさえそう振る舞うなら家族と疎遠にならざるを得ない……。考えがまとまらない中で三千代を思うと安住の地を見つけたように感じる。変わらぬ愛を口にするのは偽善と考えるが、三千代を思うとその信念も揺らぐのだ。兄嫁の圧迫、三千代の引力……代助は旅に出る決心をする。おいが父の使いでやってきた。明日実家に来るようにと言う。

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