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 東京都現代美術館(東京都江東区)で開催中の子ども向け企画展で、現代美術家・会田誠さん一家による作品に対し、館が改変などを要請している問題で31日、展示をそのまま続行することがわかった。会田さんと館が取材に答えた。

 展覧会は、18日からの「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展。都と館が会田さん一家の展示を問題視し、学校制度への不満を書いた「檄(げき)文」と、会田さんが首相に扮し英語で演説する映像の2作品について館が改変などを要請し、会田さんは不当だと反発していた。

 だが31日、会田さんによると、学芸担当課長であるチーフキュレーターらから、子ども向け展示なので慎重になったが「検討の結果、2作品を改変せず展示を続行することになった」などと言われたという。会田さんは「子ども展のために作ったということも理解した、と言われた。作ったものが展示され続けるのは普通のこと」と話している。

 館事業推進課は朝日新聞の取材に、「作品そのものには手を加えず展示を続ける。子どもに親しみやすくなるよう、話し合いは継続していきたい」などと答えた。館は、そう考える詳細な理由は明かしていない。(丸山ひかり)

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