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 国内屈指の豪邸街、東京・田園調布。ここ数年、企業の社長さんたちの間で人気が落ちているという。なぜなのか。

 隣家との間隔が十分に確保された区画。手入れが行き届いた並木道。プロ野球のスターや芸能人らセレブたちとすれ違う日常。そんな田園調布に暮らして15年の人材コンサル業経営の男性(62)は今、自宅売却を検討中だ。敷地約60坪(200平方メートル)、延べ床面積120平方メートル、4LDKの邸宅は購入当時、約1億円だった。「ここの生活は十分満喫した。今後は住居費と税金が安くなる生活に変えてゆきたい」

 3人の子どもは独立し、広い自宅の空き部屋は今や物置状態。坂の多い地形で店も少なく、買い物にも一苦労。そこに月30万円近いローンを払うのは割に合わない。土地を子どもに残すにも多額の相続税がのしかかる。ならば、売ってローンを返済し、余った分でマンションを買った方がいいという考え方だ。「アベノミクスと五輪のおかげで、地価は上昇傾向。売り時を探っている」

かつて日本一、いま18位

 ダイエー創業者の故中内功氏をはじめ一流企業の社長が邸宅を構え、そこに住むことが成功のステータスとされた田園調布。その地位が今、揺らいでいる。東京商工リサーチの「社長の住む街調査」によると、2003年に日本一社長人口が多い街だったのに、14年調査では18位まで落ちた。

 地元の不動産業者によると、ここ数年、高額物件を購入するのは、この街に地縁や関わりがある人が大半。「『田園調布ブランド』を求めて買いに来る社長さんはほぼいません」。駅周辺に飲食店は多くない。しかも最も規制が厳しい3~4丁目は、コンビニはおろか自動販売機もない。閑静な住環境を維持するためだが、不動産関係者は「若い人にとっては、魅力がないと映る」と指摘する。

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