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 「気づくと金はなくなり、抜けたくても抜けられなくなっている」。名古屋市で無料低額宿泊所を運営する社会福祉事業者が、無許可でたばこを販売していた事件で、入居者の男性2人が取材に応じた。3畳一間での暮らしや、生活保護費の大半を支払わなければならない実態を語った。

 愛知県警にたばこ事業法違反(無許可販売)の疑いで逮捕された会社社長の鈴置秀夫容疑者(56)らが運営する名古屋市昭和区の「リバーサイド福江」。3年前に利用した40代の男性は、薄い壁で仕切られただけの空間に住んでいた。隣人の声が聞こえる。ベッドとテレビ台、荷物を入れたカラーボックスで足の踏み場もなかった。

 男性は路上生活をしていて、仲間に誘われた。「生活保護を受けられて3食付き。小遣いもある」。施設ならば雨風をしのげる。エアコンもテレビもあり、思った以上に快適だった。

 一方で、徹底的に現金を管理された。毎月の生活保護費は約11万5千円。受給日に宿泊所の車で区役所まで行き、受け取るとそのまま施設の職員に渡す。そこから家賃や食費、管理費として9万円が抜かれる。

 さらにつけ払いしたたばこ代や…

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