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 水面に浮かび、脚や腹をヨットの帆のように掲げて「帆走」する行動をとるクモがいることを、宮城教育大の林守人研究員らのグループが確認した。風に乗って移動するクモは、水に落ちてもこの技のおかげで死なずにすむらしい。3日付の英専門誌に掲載された。

 クモには、糸を出し風に流されることで移動する種類がいる。林さんらは、日本を含む世界中に分布するサラグモとアシナガグモ325匹で実験した。水に浮かべ風を当てると、201匹が脚や腹を立て、水上を滑るように移動した。糸を水上に出し、ブレーキをかけたクモも150匹いた。

 空に飛び立てるよう、つま先立ちのような格好をしたクモもいて、そのほとんどが帆走もした。林さんは「風任せだと水上に落ちる危険性があるため、帆走の能力は必須とみられる」と話している。(小宮山亮磨)