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 医療機器メーカー「ニプロ」(大阪市)は、注射針など計250万5千本の自主回収を始めた。異物が付着していたと医師から指摘があったため。健康被害は確認されていないという。

 回収対象は、2012年6~9月に出荷された注射針計201万本と、13年11月に出荷された注射筒49万5千本。

 同社によると、12年12月、愛知県一宮市内のクリニックから、「針に異物がついている」などと指摘が寄せられた。14年2月には注射器の筒の中に異物が入っていると指摘があったという。針の滑りを良くするシリコーンオイルだった。

 その後、医師から連絡を受けた独立行政法人の医薬品医療機器総合機構が同社側に「適切な対応を検討するように」と指示。同社は先月10日、自主回収に踏み切った。同社信頼性保証部の担当者は「原因は人的ミス。医療者の意見を正確にくみ取れず、回収が遅れたことは申し訳ない」と釈明している。