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 【松尾慈子】私の腐女子仲間の同僚は、時折きのこ柄の服を会社に着てくる。そして常に携帯しているのは、きのこがま口、きのこキーホルダー、きのこ手帳カバー。そう、彼女はきのこ好き。「毎日必ず私のどこかにはきのこがいます」、だそうだ。

 きのこがブームなのだと聞いてはいた。なのでこの本を最初に手にしたときに「最近、ブームのものは何でも漫画にするんだな」というヒネた感想を持った。だが読んで反省。本作からは、作者がきのこが好きで描いているのだという情熱が伝わってくる。京都を舞台に、雑貨店主のロシア人男性、きのこグッズデザイナーの青年、きのこ好き女子高生、それぞれがゆるやかにつながっていく様子が描かれている。

 ロシア雑貨店を営む青年ワーニャは、防犯の意味もあって、きのこグッズアーティストのゆん太とルームシェアしている。人なつこい性格のように見えるワーニャは、実は日本で結婚に失敗。元妻サヤに「男女のしがらみに疲れ果てて、男同士の世界へGO!」かと誤解されているが、ゆん太とは純粋に友情である。

 登場するきのこは、巨大なボー…

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