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大相撲名古屋場所 稽古場だより

 さらなる上を目指し、新小結の宝富士が試行錯誤している。4日は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から土俵上で直接指導を受けながら、新大関の照ノ富士や誉富士を相手に約30番の相撲を取って汗を流した。

 師匠が身ぶり手ぶりで教えていたのは、相手に頭を付けて前に出る姿勢だった。「横綱、大関に勝つためには必要なこと」と助言され、6月から取り組んでいるという。

 だが、宝富士は「慣れていないので体が簡単には動かない」。左四つがっぷりで力を発揮してきただけに戸惑いもあるのか、「小さい頃から体が大きかったので、(頭を付ける相撲は)やってこなかった。もっと稽古しておけばよかったです」とぼやきも出た。

 日馬富士、照ノ富士、安美錦といった人気力士がそろう伊勢ケ浜部屋では地味な存在だったが、三役昇進を果たして知名度も上昇中。丸顔でたれ目の特徴がタレントのマツコ・デラックスに似ていると話題になり、相撲ファン以外にも知られる存在になっている。

 稽古後はサインを求める大勢のファンに囲まれ、「毎年5枚くらいしか書いてなかったから」と照れ笑い。手の砂を落とし、丁寧にペンを走らせた。(波戸健一)

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