[PR]

 インターネットに公開された日産自動車主催のゴルフイベントの宣伝動画で、鳥取砂丘でゴルフや車の走行ができるかのような誤解を与える映像があったとして、鳥取県が日産に動画の差し替えや経緯の説明を求める申し入れをした。県砂丘事務所への取材でわかった。

 動画は27日から4日間、日本各地の特別コースで開かれる「X―TREME GOLF CUP 2015」の宣伝用。動画投稿サイト「ユーチューブ」で先月15日に公開され、30万回以上再生された。鳥取砂丘の空撮映像が流れた後、茨城県神栖市の日川浜で男女がゴルフをし、車が走行する映像が続いた。撮影場所の説明はないが、砂丘事務所は「見る人が見れば鳥取砂丘とわかる」。鳥取砂丘でのゴルフは県条例で、車の走行は自然公園法で禁止されている。

 先月26日、映像を見た人から自然公園財団(東京)に指摘があった。連絡を受けた県は1日、鳥取砂丘でゴルフや車の走行が可能と誤解されかねないとして日産に改善を申し入れた。3日、映像が差し替えられ、鳥取砂丘で撮影していない旨の説明が加わった。

 日産広報部は「ゴルフや車の走行は許可された日川浜で撮影した。鳥取砂丘の映像は他業者から購入した。鳥取砂丘とは知らなかった」と説明している。

 県は「説明文が目立たず、動画を差し替えた経緯の説明も不十分」として、動画の冒頭などに説明文を明示するよう求めている。(柳川迅)