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 芸能や伝統工芸技術などを対象とするユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産をめざす動きが、広がっている。書道や和服など幅広い伝統文化の団体が名乗りを上げる。たしなむ人が減る中、先細りの現状を打破する起爆剤に、と期待する団体も多い。

 「文字はいま、書かずに打てばいい時代になった」

 現代の書壇を代表する井茂圭洞(いしげけいどう)さんは嘆く。パソコンやスマートフォンの普及で文字は「打つ」ものに。「このままでは書道が廃れてしまうという危機感がある」と明かす。

 日本生産性本部の「レジャー白書」によると、年に1度でも書道に参加した人の割合は、2014年は4・7%。20年前の6%に比べ、減少傾向にある。

 4月に全国書美術振興会、全日本書道連盟、日本書芸院の3団体が結束して「日本書道ユネスコ登録推進協議会」を発足。ルーツである中国書法が中国の推薦で09年、無形文化遺産に登録済みのため、「日本特有の優美な和様の書法」として「かな書道」を前面に出すことにした。

 「温かみのある曲線文字で、弥生時代に銅鐸(どうたく)に描かれた絵の線にも通じる。日本人の繊細な心情を著した『源氏物語』や『古今和歌集』などが生まれたのも、かな文字があってこそ」と井茂さんは語る。

 背中を押したのは、13年の「…

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