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 旧甲州街道・笹子峠の名所として知られる大月市笹子町の「矢立(やたて)のスギ」で8日、樹齢千年を超える巨木を顕彰する祭りが催された。このスギを題材に自ら作った「矢立の杉」を歌う俳優の杉良太郎さんと妻で歌手の伍代夏子さん、石井由己雄市長らが参加。合唱グループ「桂川グリー カジカ」が歌い、よさこい踊りグループ「じょいそーらん」が踊りを披露するなどして、矢立のスギが長く人々に親しまれ、憩いの場となることを願った。

 矢立のスギは根回り14・8メートル、高さ約28メートル。戦国時代、合戦に赴く武士が木に矢を射て必勝を祈願したと伝えられ、1960年に県の天然記念物に指定された。

 「矢立の杉」は2008年にリリースされ、これを受けて市が曲の歌碑を、杉さんもスギを見守る地蔵菩薩(ぼさつ)を建立した。杉さんは、インターネットで矢立のスギを見て吸い寄せられるように訪れ、詞を書いたという。「私にとっての運命の地。訪れる人も少しずつ増えていると聞き、心の悩みがあるときなどに地蔵菩薩をちらっとでも思っていただけたらうれしい」と話した。