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 石川県が開発した高級ブドウ「ルビーロマン」が9日、金沢市中央卸売市場(金沢市西念4丁目)で初競りにかけられ、最高で1房100万円の高値がついた。過去最高だった昨年の55万円を大きく更新した。

 ルビーロマンは、県が1995年から品種改良を重ね、巨峰の2倍という直径3センチ以上の大きな粒と、鮮やかな赤い皮が特徴で、甘みも強い。初出荷した2008年の初競りでは、最高10万円だった。

 この日は重さ350~700グラムの31房が競りにかけられた。700グラムのブドウを100万円で競り落としたのは、JR金沢駅前にあるホテル日航金沢(金沢市本町2丁目)。調理部総料理長の平井優之さん(54)は「北陸新幹線金沢開業の年なので、何としても競り落としたかった。加賀百万石にちなんだ『100万円』で縁起が良い」とにっこり。26粒あり、1粒で約3万8500円になる。ホテル内のレストランのコース料理に使うという。

 JA全農いしかわによると、ルビーロマンは石川県内で約120人が生産しており、今年は過去最多の1万8千房の出荷を見込む。ピークは8月上旬~9月上旬。東京と大阪の市場にも出荷される。販売価格は例年通り1房8千~1万円ほどになりそうだという。(京谷奈帆子)