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 東京都は10日、「将来的に整備を検討すべき鉄道路線」として、人口増が進む臨海部と都心部を結ぶ地下鉄と、リニア中央新幹線のターミナル駅になる品川駅から北に延びる地下鉄の2路線を新たに盛り込んだ構想を発表した。

 都はこれまでに5路線を「優先的に検討すべき路線」として中間まとめを出している。今回新たに示した2路線を含む14路線を「検討すべき」路線として7月下旬の国土交通省の交通政策審議会に提案する。

 臨海部の新線は中央区の銀座周辺と江東区の有明地区を結ぶ想定。2020年の東京五輪・パラリンピック開催には間に合わないものの、都は五輪開催で人口や交通量の増加が見込まれると説明する。19年度からバス高速輸送システム(BRT)を運行させる予定だが、さらに輸送力や定時性に優れた地下鉄新線が必要と判断したという。

 また品川駅から北への新線構想では、東京メトロ南北線の白金高輪駅などへの延伸を検討。リニアや山手線新駅などで品川周辺の事業集積が進むと見込む。

 優先すべきだとする5路線は、東京8号線延伸(東京メトロの有楽町線豊洲―半蔵門線住吉間)▽JR羽田アクセス線(田町付近―羽田空港など)▽都営大江戸線延伸(光が丘―大泉学園町間)▽多摩都市モノレール延伸(上北台―箱根ケ崎、多摩センター―町田間)。検討すべきだとする14路線は、2新線のほか、JR中央線の複々線化や、新空港線「蒲蒲線」など。(上沢博之)