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 総工費が2520億円に膨らんだ新国立競技場について、東京五輪・パラリンピック組織委員会長の森喜朗元首相は11日、札幌市内で講演し、「競技場を2020年五輪のレガシー(遺産)として、50~70年先も使える名所にしたい」と改築計画への理解を求めた。

 森会長は1964年の東京五輪で造った国立競技場について、「半世紀の間、日本のスポーツの聖地だった」と指摘。新競技場について「北海道の皆さんにも喜んで来て裸足になって走って歩けるような競技場を造って、20年東京五輪のレガシーとして残そうというのが我々、スポーツ愛好者の考え方」と語った。

 森会長は、新国立競技場の費用負担を巡り、東京都の舛添要一知事が都の拠出への法的根拠や理由の明確化を求めていることにも言及。「舛添知事は『国の施設に都が出せるか』と言うが、国が造る高速道路や羽田空港の滑走路には都の予算が出ている。ちゃんと理屈が通り、都民のためになるものであれば、協力してくださる」と語った。