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 夏祭りを彩る露店を取りやめる動きが、靖国神社など首都圏の神社で出ている。原因の一つが、若者が起こすけんかや騒動。神社側は「参拝して楽しむ本来の祭りに」と理解を求めるが、若者からは「露店がなければ行かない」との声も上がる。

 「境内での酒宴を禁止します」。東京・九段の靖国神社で13日に始まった「みたままつり」では、こんなポスターが掲示された。露店がなくなり、神社の入り口まで隙間がないほどだったという昨年までの人出とは様変わりだ。

 みたままつりは、1947年から戦没者の慰霊を目的に始まった。3万を超すちょうちんが掲げられ、外苑(がいえん)参道には例年、飲食店のほか射的など約200店の露店が出店。東京の夏を代表する祭りの一つだ。

 神社が露店の出店中止を公表したのは6月。もちろん、初めてのことだ。例年、祭りの期間中は約30万人が訪れるが、ここ5年ほどは若者が急増した。祭り後も近くの公園で騒いだり、道端にごみを捨てたりする人も現れ、近隣からの苦情が増えたという。

 麴町署によると、昨年はちょうちんを壊すなどの器物損壊やけんかなどのトラブルが11件。16歳の少年が飲酒後に倒れ、救急搬送された例もあった。一昨年には少年(15)が駐車場で消火器2本を噴射するトラブルで出動したという。神社の広報担当者は「終了を30分早めたり警備員を増やしたりしたが、状況が改善しないため非常に残念だが露店をやめた」と説明する。

 若者の動向を調査している博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平さん(38)によると、若者が増えたのは他の大きな祭りより時期が早く、夏の先取り感がある、といった理由があるという。「同窓会のような場所と捉えられている」と分析する。

 一般の参拝者たちはどう考えているのか。

 神社を訪れた70代の男性は「みたままつりは慰霊のための特別なもの。大騒ぎをするような場ではないはず」。昨年まで来ていたという女子中学生(15)は「露店がないなら今年は行かない。私は騒いだり迷惑をかけたりしていないので悲しい」と話す。

 露店の取りまとめ役をしていた…

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