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 米欧など6カ国とイランが14日、イランが核開発を制限する最終合意を結んだのを受け、イランの最高指導者ハメネイ師は同日夜、「誠実かつ困難な努力に感謝する」と述べ、イラン交渉団への支持を表明した。イランでは人々が街へ繰り出し、合意を祝った。

 ハメネイ師の公式サイトによると、同師は夕食会にロハニ大統領ら閣僚を招待。席上、協議を陣頭指揮したザリフ外相らに感謝の言葉を述べたという。合意の内容自体に対する評価は明らかにしていない。

 首都テヘランでは市民が幹線道路や広場に集まり、「ザリフありがとう」「オバマ、オバマ」と連呼。国旗を振ったり踊ったりした。会計士のアフザネさん(36)は「制裁で物価の上昇がひどく、医薬品も手に入らない。私たちはテロリストでもエイリアンでもない。他の国々と同じように扱ってほしい」と朝日新聞助手の取材に語った。

 イランでは無許可のデモは禁じられているが、今回は「合意を祝福するのを認める」という異例の通達を、政府が事前に出していた。米国との国交回復や政治犯の釈放を求める声も上がったが、警察や治安部隊は遠巻きに眺めるにとどまり、大きな混乱はなかった。(ウィーン=神田大介

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