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 シャープは15日、「4K」より高精細な「8K」の液晶パネルを使った内視鏡向けのディスプレーを、初めて公開した。消費者向けのテレビなどと違って安値競争になりにくいことから、医療分野の開発に力を入れていく方針だ。

 公開したのは、手術に使う内視鏡がとらえた映像を流す85インチの大型ディスプレー。内視鏡自体は大学教授や他の企業が開発する。旧来の内視鏡は、手術中の臓器の神経や血管、直径0・02ミリしかない細い糸がぼやけることもあったが、8Kになればくっきり映る。そのため医師にとって手術がしやすくなり、安全性が高まるという。

 シャープは2015年3月期決算で2千億円を超える純損失を出し、金融支援を受けるなど経営が厳しい。液晶や太陽電池事業が不振に陥るなか、医療分野を新たな柱と位置づけており、山崎公人・新規事業推進本部長は「早いうちに医療関連で100億円以上の売り上げをめざしたい」と話している。(西山明宏)

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