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 プロ野球・読売巨人軍が会見でうその説明をしたなどと報じた週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、巨人軍が発行元の文芸春秋に3千万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁(倉地真寿美裁判長)は15日、巨人軍の請求を棄却する判決を言い渡した。

 問題とされたのは2012年7月5日号の記事。原辰徳監督が過去の女性問題を理由に1億円を要求されて支払った問題をめぐり、巨人軍が会見で、支払った相手を「反社会的勢力ではない」と説明したことについて、「読売のウソ」などの見出しで報じた。

 巨人軍側は「反社会的勢力」について「警察が認定している者との意味で使った」と主張したが、判決は「恐喝をした者を一般的な意味で反社会的勢力と考えるのは妥当だ」と指摘。文春が巨人軍への取材を通じ、「巨人軍も同じ認識だと信じたのは相当の理由がある」と判断した。

 巨人軍は「ウソつき呼ばわりが名誉毀損(きそん)だと訴えたのに、ウソをついたか否かを明確に判断しなかった不当な判決。ただちに控訴する」との談話を出した。