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 北朝鮮産マツタケをめぐる不正輸入事件で、外国為替・外国貿易法違反(無承認輸入)などの罪に問われた在日本朝鮮人総連合会議長の次男で食品商社「朝鮮特産物販売」(東京)社員の許政道(ホジョンド)被告(50)と、社長の金勇作被告(70)の初公判が16日、京都地裁であった。許被告は「共謀して輸入したことは一切ない」と無罪を主張したが、金被告は捜査段階から一転、起訴内容を大筋で認めた。

 検察側は冒頭陳述で、2人は2010年7月、北朝鮮産マツタケの売買契約を平壌の業者と結び、中国産と偽って日本に輸入する計画を決めたと主張。金被告が北朝鮮で買い付け、許被告が中国で受け取り、共犯とされる朝鮮特販元社員の李東徹被告(61)=公判中=が社長の食品商社「東方」名義で9月、約3トンを関西空港経由で不正に輸入したとした。それらを示す文書が警察の捜索で押収され、不正の認識があったのは明らかと述べた。