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 完成から80年以上たつ大丸心斎橋店の本館(大阪市中央区)が年内に営業をやめ、建て替えられることになった。老朽化に加え、ほかの百貨店の売り場拡大や改装に対抗する必要が出てきたためだ。建物は心斎橋を代表する名建築であり、外観を生かすことを検討している。新装オープンは2019年になる見通しだ。

 心斎橋店は、売り上げでは大丸14店舗のうち、神戸店(神戸市)と並ぶ主力。本館と並んで、北館と南館があり、本館は年内で閉め、来年初めにも建て替え工事に入る。北館と南館は営業を続ける。

 本館は、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの代表作のひとつで、1933年に完成した「大正モダン建築」。45年の大阪大空襲で5階以上を焼失したが、戦後、修復や増築をした。

 老朽化で対応を迫られていたが、地元や建築の専門家から外観などの保存を求める声があがっていた。大丸松坂屋百貨店を運営するJフロントリテイリングは、外観などを生かした建て替えを検討している。

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