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 大岡昇平の小説を原作にした映画「野火」が25日から、福岡市でも公開される。第2次大戦末期、敗走し、ジャングルをさまよう日本兵の姿を描く。舞台となったフィリピンは県内からも多くの兵士が送り込まれ、1万4千人以上が戦死した地だ。公開に先だって福岡市を訪れた塚本晋也監督(55)は「戦争を知らない世代に見てもらい、戦争の痛みや怖さを感じてほしい」と語った。

 塚本監督は「鉄男」シリーズや「六月の蛇」「KOTOKO」などの作品で知られる。大岡の原作に出会ったのは、8ミリ映画作りに夢中の映画少年だった高校生のころ。「フィリピンの大自然の力強さ、対する人間のちっぽけさや愚かさに衝撃を受け、頭の中に映像がはっきりと見えた」。それをずっとスクリーンに具体化したかったという。

 20年ほど前から映画化を本格的にめざしてきたが、資金面から難航。その間も構想を練り続けた。フィリピンに従軍した元兵士から話を聞き、現地での遺骨収集に参加し、戦地跡を巡った。「私自身も戦争を知らない世代。戦争体験者の肉声を体に染み込ませ、映画に反映させたかった」

 戦争を知る世代が高齢化する一…

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