[PR]

南十字星の下で

 この何週間か、オーストラリアで「シャークアタック(サメの襲撃)」のニュースが相次いでいる。

 南部タスマニア州の東海岸で7月25日、ディンギーで沖合に出て潜ってホタテ貝をとっていた40代の男性が、サメに襲われて亡くなった。一緒にいた20代の娘は目の前で父親がサメに襲われてトラウマとなり、カウンセリングを受けているという。

 襲ったのはホオジロザメとみられる。サメの襲撃による死亡事故は、今年2月に日本人男性がニューサウスウェールズ州北部の海岸で亡くなって以来だ。タスマニア・ホタテ貝協会のハモンド会長は、地元ラジオ局に「このあたりはサメが出る海域ではない。浅瀬にいたのに突然、かまれたようだ。恐ろしい」と語った。

 サメに襲われたら、どうすればいいだろうか。そんなこと、オーストラリアに来るまで想像したこともなかった。でも、非常に確率が低いとはいえ、海に入れば現実に起こりうる状況なのだ。ダイビングが趣味の私にとっても、ひとごとではない。

 7月末にニューサウスウェールズ州北部の海岸で起きたシャークアタックは、「サメ対策」を考えている人にとって、良い教訓になるかもしれない。

 クレイグ・アイソンさん(52)は午前6時、エバンスヘッドへ日課の「早朝サーフィン」に出かけてサメに襲われた。20メートルほど後ろにいたアイソンさんの友人によると、サーフボードに乗ってパドリングで沖合へ向かっていたら、アイソンさんが「逃げろ、サメがいるぞ」と叫んだ。「彼が向きを変えて岸へ戻ろうとしたら、サメがボードから引きずり下ろした」という。

 アイソンさんは、左足をかまれてしまった。でも、驚いたのは、その後だ。地元警察によると、アイソンさんは水中で「サメを殴って撃退した」という。サメと戦っている最中に腕もかまれたが、なんとかボードに乗り直して岸に戻ったそうだ。

 海岸にいた人々が、ボードと足…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

こんなニュースも