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 英経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を日本経済新聞社に売却する英教育・出版企業のピアソンは25日、英経済誌「エコノミスト」を発行するエコノミストグループの50%の保有株を売却する方向で、交渉していると明らかにした。

 ピアソンは25日の声明で、売却について同グループの取締役会などと協議していると説明し、「(売却の)取引につながるかは、はっきりしない」とした。

 FTが関係者の話として報じたところによると、ピアソン以外の既存の株主が、ピアソンの保有株を買い取る方向で協議を進めているという。株式の価値は4億ポンド(約790億円)相当といい、これまでに売却話が持ち込まれた米通信社のブルームバーグやトムソン・ロイター、独大手メディアのアクセル・シュプリンガーは拒否したという。

 ピアソンは、FTを発行するFTグループを、日本経済新聞社に8億4400万ポンドで売却することで合意。しかし、ピアソンが持つエコノミストグループの株式やロンドンのFT本社ビルは、対象外だった。ピアソンは教育事業に注力する方針で、エコノミストグループの保有株の売却交渉もその一環とみられる。(ロンドン=寺西和男)

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