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 東京都現代美術館(東京都江東区)の子ども向けの企画展で、現代美術家・会田誠さん一家による展示に対し都と美術館が問題視している問題で26日、都生活文化局の担当者が取材に対し、「会田さんの展示について、美術館の方から、子ども向けとしてはどうかと相談を受けた」などと説明した。

 企画展は18日から開催中の「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展。同局の文化施設担当課長によると、内覧会があった17日時点で館側から相談があったといい「『確かにそうですね』と話した。具体的にどの作品ということではなく、全体の雰囲気としてお子さんには難しいのかなと感じた。もうちょっと親しみやすさが出ないかと思った」などと説明。改変については、館から作家に相談する方針だと連絡を受け、適切な対応だと感じ同意したとしている。

 市民が館に寄せた意見1件については、「都側としては(改変要請の)理由にしていない」とした。

 会田さんは館から撤去要請を受けたとしており、26日のツイッターで「美術館で展示不可作品があるのは当然。展覧会のテーマから著しく外れてもアウト。それは承知の上で、僕は『外れるギリギリいっぱいのストライク』を投げたつもり。審判からボールと言われたので抗議した。そこはプロの意地がある」と主張した。(丸山ひかり 安斎耕一)