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 兵庫県姫路市の「姫路駅北にぎわい交流広場」で労働組合が24日に開いた「駅前文化祭」で、安倍政権を批判するビラ掲示や寸劇があり、広場を管理する市が「にぎわいを創出する広場の趣旨にそぐわない」として途中で催しを中止させたことがわかった。組合は「市の判断は納得できない」と反発している。

 駅前文化祭は、姫路市や周辺の計16の労働組合でつくる西播地域労働組合総連合(西播労連、1324人)が主催。西播労連は24日午後5~8時に「西播地域の文化団体の活動発表」を行うとして、今月8日に広場の利用を求めて許可された。

 当日は護憲や平和活動などに取り組むバンドや合唱団など11団体が参加。市によると、催しの中で「アベ政治を許さない」と記されたビラが広場に掲示されたり、寸劇の中で「安倍政権はノーだ」といった発言が確認されたりしたため、午後7時ごろに中止を求めたという。組合は混乱を避けるため中止を受け入れた。

 西播労連の出田馨事務局長は「参加団体には表現の自由や思想・信条の自由がある。政治的な批判が含まれるから中止という判断は憲法違反。法的措置を含め対応を検討している」と話している。市姫路駅周辺整備室の中坪義明参事は「主催者側に注意したがやめなかったので利用を制限した。他者を批判することは広場利用の趣旨にそぐわない。政治的な内容だからということではない」と話している。(遠藤和希)