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 東芝は27日、会長兼社長の室町正志氏(65)が、9月以降も引き続き社長を務める人事を固めた。9月の臨時株主総会で提案する。会長だった室町氏は不正決算問題で引責辞任した田中久雄前社長(64)に代わり、22日から暫定的に社長を兼ねていた。

 社外取締役らでつくる指名委員会が決めた。新たな会長は社外から起用する方向で人選を進める。室町氏が副社長や取締役を務めた時期は不正決算の時期とも重なり、防げなかった責任を問う声もあるが、第三者委員会は室町氏の関与を指摘せず、室町氏も21日の記者会見で「(不正に)関与していない」とした。

 東芝は一連の問題で取締役8人が退任し、残る生え抜きの取締役は室町氏を含め4人だけ。室町氏以外は研究開発や人事・総務畑の出身で経営の経験が乏しく、指名委は、半導体事業などを率いた経験がある室町氏の続投以外の選択肢はないと判断した模様だ。(高木真也)