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 携帯電話で話したり、傘を差したりして自転車に乗る「ながら運転」を、警察が1~6月(上半期)に少なくとも89件摘発した。警察庁のまとめでわかった。ながら運転が絡んだ死亡事故や、高額の賠償が命じられたケースもあり、警察庁は「悪質な違反の摘発を徹底したい」としている。

 自転車で悪質な違反を繰り返すと講習を課す新制度が6月に始まり、ながら運転も対象になることがあるため初めて調べた。警察官の指導警告に従わずに道路交通法違反(運転者の順守事項違反)容疑で「赤切符」を切られるか、自損・物損事故を起こして同容疑で「事件送致」されたものを「摘発」として集計した。

 89件の内訳は、携帯電話での会話が41件▽イヤホンなどの使用29件▽傘差し12件▽携帯電話の画面の注視7件だった。

 では、違反かどうかはどこで線引きされるのか。各公安委員会が規則で定めており、都道府県によって異なるが、警察庁の説明では、携帯電話を持って通話や操作をしたり画面を注視したりするのは禁止だ。ハンズフリー機能を利用した通話は違反に問われない可能性が高い。

 傘は、専用器具でハンドルに固定する方法もある。手に持って差していないため順守事項違反にはならないが、荷物の安全な積載方法や制限などを定めた規定に抵触する可能性がある。

 イヤホンは安全な運転に必要な周囲の音や声が聞こえるか否かがポイント。片耳なら許されるということではないという。

 警察庁の担当者は「視野を妨げたり安定を失ったりする『ながら運転』は危険。悪質な違反の摘発を徹底したい」と話す。

 一方、警察が上半期に自転車の運転者を道交法違反容疑で摘発した総数は5284件。通年で過去最多だった昨年の同期の1・46倍だ。11年10月に取り締まりを強化して右肩上がりで増えている。主な危険行為は信号無視(3093件)▽遮断機を無視した踏切への立ち入り(1109件)▽一時不停止(190件)だった。

■死亡事故起こし高額…

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