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 太平洋クラブライオンズ(1973~76年)とクラウンライターライオンズ(77~78年)。プロ野球史に残る福岡の球団、西鉄ライオンズ(51~72年)の後継球団であり、今の埼玉西武(79年~)の前身にあたる。優勝することもなく、今では忘れられがちなこの時期のライオンズを振り返る本が出版された。選手の証言などをもとに当時の様子が丹念に描かれている。

選手ら40人以上に取材

 「極貧球団 波瀾(はらん)の福岡ライオンズ」。ノンフィクション作家の長谷川晶一さん(45)が書いた。

 54年から3年間存在したパ・リーグの球団、ユニオンズを描いた本を4年前に出した長谷川さん。2年間だけ存在したクラウンライターライオンズにも興味を持ち、経営的に連続性のある太平洋クラブ時代と合わせ、取材を始めた。

 東尾修、基(もとい)満男、大田卓司、竹之内雅史、真弓明信……。当時の選手ら40人以上に会い、本拠だった福岡市の平和台球場の跡にも何度も足を運んだ。「元選手からはそれぞれの平和台が語られた。球場の風景が頭に浮かぶようになった時、書けると思いました」

 西日本鉄道が経営から手を引いた後、ライオンズを引き受けたのが福岡野球株式会社。太平洋クラブとクラウンライターは、企業名を球団名に付ける見返りとして経営資金を出すスポンサーだった。だが、その資金が想定通りには支払われなかったため、球団は苦境に。そこで、経営を担うフロントは集客のための話題づくりに走った。

 ロッテオリオンズ(現千葉ロッ…

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