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 アフガニスタンで13年間、ゲリラ戦を続けてきた反政府勢力タリバーンが揺れている。最高指導者オマール幹部の死亡が発覚し、後継をめぐる権力闘争が表面化。アフガン政府との和平協議の進展は、隣国パキスタンがどこまでタリバーンに対する圧力を強めるかにかかっている。

 タリバーンは1日、前日にオマール幹部の後継に選ばれたアクタル・マンスール元航空相が幹部らに向けて行った演説の録音を公表した。「組織の分裂は敵を喜ばせるだけだ。イスラム法支配のため、ジハード(聖戦)を続けよう」と団結を訴えていた。

 マンスール幹部の就任について、カリスマ的指導者だったオマール幹部の長男を推す勢力が反発し、選出をやり直すよう強く求めている。前線で戦う地方司令官の間では、7月7日に始まったアフガン政府との和平協議を容認したマンスール幹部への失望も広がっている。

 タリバーンを取り巻く情勢が一変するきっかけとなったのは昨年12月、パキスタンの北西部ペシャワルの学校を、パキスタンの過激派でタリバーンと盟友関係にある「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が襲い、生徒ら150人近くを殺害したテロだった。

 2001年にアフガンでタリバーン政権が崩壊した後、タリバーンが一定の勢力を温存できたのは、パキスタンが後ろ盾となって幹部らの潜伏を容認してきたからだ。一方、国境地帯でタリバーンと共存するTTPはパキスタンでテロを繰り返した。

 ペシャワルの学校でのテロの翌日、パキスタンのシャリフ首相は「良いタリバーンも悪いタリバーンもない。テロリストは壊滅させる」と宣言。軍部トップのラヒル・シャリフ陸軍参謀長は急きょ、アフガン入りし、ガニ大統領と対テロ協力で合意した。

 タリバーンの事情に詳しい駐パ…

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