[PR]

 今月発表する戦後70年の談話(安倍談話)で、安倍晋三首相は何を語るのか。その歴史認識に国内外の注目が集まる。首相はこれまでもさまざまな場面で歴史観を語ってきた。過去の発言から、首相の「現在地」を探ると、談話の輪郭がおぼろげながら見えてくる。

 安倍首相の演説で特に話題を呼んだのは、昨年7月上旬の豪州議会での演説だ。英語で語った首相は、戦後日本を「それ以前の時代に対する痛切な反省とともに始めた」と表現。さらに「20世紀の惨禍を、二度と繰り返させまい。日本が立てた戦後の誓いはいまに生き、今後も変わるところがない」と続けた。首相にとって豪州は、1957年に祖父・岸信介元首相が戦後の首相として初訪問した特別な国でもあった。

 今年4月下旬には、インドネシア・ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年首脳会議で演説。バンドン会議は、平和共存などの理念を掲げ、第2次世界大戦後の旧植民地独立運動に弾みをつけた。

 50周年会議で演説した小泉純一郎首相は、戦後50年の村山談話を踏襲する形で「植民地支配と侵略」「心からのおわび」などに言及したが、安倍首相は、バンドン会議の平和原則である「侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない」「国際紛争は平和的手段によって解決する」を引用。「この原則を、日本は、先の大戦の深い反省と共に、いかなる時でも守り抜く国であろう、と誓った」と語った。ただ、旧日本軍による「侵略」に直接言及したわけではない。

 4月末には、米議会上下両院合…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら