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 「僕の存在には貴方(あなた)が必要だ。どうしても必要だ」とたたみかける代助に、三千代は泣いた。なぜ捨てたのかと問い、「残酷だわ」とつぶやく。世間的には罪でも、三千代の前にざんげできることが代助はうれしかった。平岡を愛しているのか、平岡は彼女を愛しているのかとの問いに答えはなかったが、不安も苦痛も消えた表情で「覚悟を極(き)めましょう」という三千代に代助は震えた。戦う覚悟を決めたら、代助は一日も早く父に話したかった。ようやく父から連絡が来た。

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