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 三重県の鈴鹿サーキットで1日開かれたソーラーカーレースで、平塚市の県立平塚工科高校のチームが総合優勝し、企業や大学のチームを抑えて5連覇を果たした。18歳以下の部では6連覇となり、部長の新倉瑞稀君(3年)は「自分たちの代で連勝を止めずに済み、まずはうれしいより、ほっとしている」と、日焼けした顔をほころばせた。

 4時間の走行距離を競う耐久レースで、平塚工科は自作のマシンで45周(1周約5・8キロ)を記録し、社会人も含む計32チームのトップに立った。猛暑で路面の温度が上がり、激しい消耗にさらされるタイヤを気遣いながら競り合う神経戦だったが、地元企業などの寄付で昨年新調したソーラーパネルが安定し、手堅いレースができたという。

 今年は、平塚工科を日本一に育て、来春に定年を迎える顧問の小澤健人教諭(59)の最後のレースだった。「先生の勇退に花を添えられてうれしい」と沸く生徒たちを前に、小澤教諭は「工業高校の生徒らしく、自分で考えて、ものづくりをする喜びを教えたかった。私もワクワクするようなアイデアにたくさん出会えた」と目を細めた。(足立朋子)