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 中国が南シナ海で二つ目の滑走路建設に向けた作業を進めているとみられることが5日、わかった。岩礁を埋め立てた人工島に幅200~300メートル、2千メートル以上の直線の陸地ができている。米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」が衛星画像を分析した。

 CSISによると、南沙(スプラトリー)諸島にあるスビ礁で、昨年1月ごろから埋め立てが始まり、今年6月時点で3・95平方キロ(甲子園球場の約100個分)の人工島に長い直線の陸地部分ができていた。

 中国は南西に約200キロのファイアリー・クロス礁でも3千メートル級滑走路の建設を進めている。スビ礁の様子は滑走路が出現する前のファイアリー・クロス礁の状況と似ているという。

 中国の岩礁埋め立てについて、ハリス米太平洋軍司令官は7月下旬、明らかに軍事的な性質があると指摘。「人類史上、最も速い速度でサンゴ礁を破壊している」とも批判している。(クアラルンプール=奥寺淳、佐々木学)